2026.07.15
【食育コラム】五大栄養素とは?子どもの体をつくる5つの力
前回は、「栄養とは何か」についてご紹介しました。
私たちの体は、食べ物に含まれる栄養素を利用して成長し、毎日元気に活動しています。
その中でも特に重要なのが「五大栄養素」です。
五大栄養素にはそれぞれ異なる役割があり、どれか一つだけでは健康な体をつくることはできません。
今回は、五大栄養素とは何か、それぞれの働きについて、わかりやすくお伝えします。
五大栄養素とは?
五大栄養素とは、私たちが健康に生きていくために欠かせない5つの栄養素のことです。
これらは、体を動かすエネルギーになったり、体をつくったり、体の調子を整えたりと、それぞれ異なる役割を担っています。
特に成長期の子どもは、骨や筋肉、脳などが大きく発達するため、五大栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

① 炭水化物
炭水化物は、体や脳を動かすための最も重要なエネルギー源です。
子どもはたくさん遊び、学び、成長するため、多くのエネルギーを必要とします。炭水化物が不足すると、疲れやすくなったり、集中力が続きにくくなったりすることがあります。
主な食品は、ご飯、パン、うどん、パスタ、じゃがいも、さつまいもなどです。
② たんぱく質
たんぱく質は、体をつくる材料です。
筋肉だけでなく、骨、皮膚、血液、髪の毛、内臓、さらには免疫に関わる物質なども、たんぱく質からつくられています。
成長期の子どもにとって、毎日の食事から十分に摂ることが大切な栄養素です。
主な食品は、肉、魚、卵、大豆製品、牛乳、乳製品です。
③ 脂質
脂質は、少ない量で効率よくエネルギーを補給できる栄養素です。
また、細胞膜やホルモン、脳の発達にも重要な役割を担っています。
一方で、脂質は摂りすぎるとエネルギー過多につながるため、量だけでなく質にも気を配ることが大切です。
植物油や魚に含まれる脂質を上手に取り入れましょう。
④ ビタミン
ビタミンは、炭水化物・たんぱく質・脂質が体の中でスムーズに働くためのサポート役です。
体内ではほとんど作ることができないため、毎日の食事から摂る必要があります。
野菜や果物には、さまざまな種類のビタミンが含まれており、成長や免疫機能の維持などに役立っています。
⑤ ミネラル
ミネラルは、骨や歯をつくるだけでなく、神経や筋肉の働き、体内の水分バランスなどを調整する重要な栄養素です。
カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなど、多くの種類があります。
特に子どもの成長には、カルシウムや鉄が不足しないようにすることが大切です。
五大栄養素はチームで働く
五大栄養素は、それぞれ単独で働くわけではありません。
例えば、炭水化物で得たエネルギーを効率よく利用するためにはビタミンが必要です。また、骨を丈夫にするためにはカルシウム(ミネラル)だけでなく、たんぱく質やビタミンDなども関わっています。
つまり、健康な体をつくるためには、一つの栄養素だけではなく、五大栄養素をバランスよく摂ることが重要なのです。
まとめ
五大栄養素とは、「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」の5つの栄養素です。
これらは、「エネルギーになる」「体をつくる」「体の調子を整える」という3つの役割を担い、子どもの成長と健康を支えています。
毎日の食事では、特定の食品だけに偏るのではなく、さまざまな食品を組み合わせることで、五大栄養素を自然にバランスよく摂ることができます。
ケンパ井の頭 栄養士りょうT



