2026.02.04
南・南・東
節分といえば豆まき、そして今や欠かせない存在となった「恵方巻き」。太巻きを一本丸ごと、無言で食べるという独特な風習ですが、実はちゃんとした由来と意味があります。
恵方巻きの発祥は大阪を中心とした関西地方。江戸末期から明治時代にかけて、商人たちが商売繁盛を願って始めたとされます。当時は「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれており、「恵方巻き」という名称が全国的に広まったのは1990年代以降。コンビニ業界のキャンペーンがきっかけでした。今や、728億円の経済効果があるとか、、。
“恵方”とは、その年に福を司る歳徳神(としとくじん)がいる方角のこと。実は毎年バラバラに見えて、
東北東・西南西・南南東・北北西
この4方向しかありません。十干によって規則的に回っているため、知っている人は毎年調べなくても分かるのだとか。
恵方巻きを切らずに丸ごと食べる理由は、「縁を切らない」ため。包丁を入れると運まで断ち切ってしまうと考えられています。
さらに、
恵方を向く
願い事を思い浮かべる
食べ終わるまでしゃべらない
というルールがあります。無言で食べるのは、口から福が逃げないようにするため。家族で挑戦すると、不思議な静寂に包まれるのも節分ならではの光景です。
具材は七福神にちなんで「7種類」が基本。
たとえば、
えび:腰が曲がるまで長生き
かんぴょう:細く長い人生
卵焼き:金運アップ
しいたけ:健康運
など、一つひとつに縁起の意味が込められています。
ちなみに、関西では昔から節分に太巻きを食べる習慣がありましたが、現在のように豪華な海鮮入りになったのは比較的最近。もともとは素朴な具材が中心でした。
実は正式な決まりはそれほど厳しくなく、「太巻きでなければならない」「絶対に一本食べ切らなければならない」というわけでもありません。大切なのは、一年の無病息災や幸せを願う気持ち。
井の頭園の恵方巻きは「恵方巻きロール」です。パンにジャムと生クリームで巻いたロール。ようはロールケーキです笑

今年の方角は南南東でしたので、南南東を向いて願いをしてくれたのでしょう!
ケンパ井の頭 りょうT



