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南・南・東

節分といえば豆まき、そして今や欠かせない存在となった「恵方巻き」。太巻きを一本丸ごと、無言で食べるという独特な風習ですが、実はちゃんとした由来と意味があります。

恵方巻きの発祥は大阪を中心とした関西地方。江戸末期から明治時代にかけて、商人たちが商売繁盛を願って始めたとされます。当時は「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれており、「恵方巻き」という名称が全国的に広まったのは1990年代以降。コンビニ業界のキャンペーンがきっかけでした。今や、728億円の経済効果があるとか、、。

“恵方”とは、その年に福を司る歳徳神(としとくじん)がいる方角のこと。実は毎年バラバラに見えて、

東北東・西南西・南南東・北北西

この4方向しかありません。十干によって規則的に回っているため、知っている人は毎年調べなくても分かるのだとか。

恵方巻きを切らずに丸ごと食べる理由は、「縁を切らない」ため。包丁を入れると運まで断ち切ってしまうと考えられています。

さらに、

恵方を向く

願い事を思い浮かべる

食べ終わるまでしゃべらない

というルールがあります。無言で食べるのは、口から福が逃げないようにするため。家族で挑戦すると、不思議な静寂に包まれるのも節分ならではの光景です。

具材は七福神にちなんで「7種類」が基本。

たとえば、

えび:腰が曲がるまで長生き

かんぴょう:細く長い人生

卵焼き:金運アップ

しいたけ:健康運

など、一つひとつに縁起の意味が込められています。

ちなみに、関西では昔から節分に太巻きを食べる習慣がありましたが、現在のように豪華な海鮮入りになったのは比較的最近。もともとは素朴な具材が中心でした。

実は正式な決まりはそれほど厳しくなく、「太巻きでなければならない」「絶対に一本食べ切らなければならない」というわけでもありません。大切なのは、一年の無病息災や幸せを願う気持ち。

井の頭園の恵方巻きは「恵方巻きロール」です。パンにジャムと生クリームで巻いたロール。ようはロールケーキです笑

今年の方角は南南東でしたので、南南東を向いて願いをしてくれたのでしょう!

 

ケンパ井の頭 りょうT