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はさみ検定☆

こんにちは、Qです。

 

「はさみけんていしていい?」

 

最近、【子どもたちから許可を求められるシリーズ】のラインナップに加わりました「はさみけんてい」

 

「検定」という言葉の定義を明確に伝えずとも、

・難易度順に課題があること

・課題ができるとシールが貼られること

・シールが全部貼られると免許皆伝(保育者が傍でべったり寄り添っていなくてもはさみをつかっていいよ、の意)

となること

というお約束が浸透した結果、「検定」の概念は無事、幼児さんみんなに伝わった模様です。

 

…そうなんです、「免許皆伝」があらわしていますように、事の発端は

「3歳児クラスさん、はさみの使い方、覚束ない感じですよね…(=保育者がマンツーマンで寄り添える時間帯でないと危険ですね)」

とクラスミーティングで議題にあがったことでした。

乳児クラスの頃にはさみを使ったクラフトをしていた、と進級時に申し送りはいただいていたものの、4月時点の実態を見るにつけ、個人個人で習熟度にバラつきがあるのはまぁ当然のことでして…。

「はさみ使っていいよ!」と一律オッケーを出すわけにもいかず、

とはいえ、「Bちゃんオッケー、Cちゃんはちょっとまって!」と判断する材料もなく、判断材料がなければCちゃんに「はい、今日からオッケーだよ」とゴーサインもだせず…

という流れの中で、はさみ免許皆伝カリキュラム、通称「はさみ検定」をつくってみました!

 

1回切り

連続切り・直線

連続切り・曲線

ギザギザ切り

波線切り

うずまき曲線切り

即席なので出来はさておき、ではありますが、

①基準が明確・ルールがシンプルでわかりやすい

→ 子どもたちが楽しんでハサミに触れられる

②習熟度が「レベル」として段階的に可視化される

→ 子どものモチベーションがあがる

③可視化されることで、どの子がはさみオッケーなのか、一目瞭然。

→ 担任以外も状況把握できて「はさみつかっていい?」という子どもからの問い合わせにも答えられる

といった狙い通りのメリットが。

 

Dくんは課題に集中しながら、「せんせいせんせい、これって、れべるなん?」

と尋ねてくる様子もかわいかったです!

 

一覧表には、メインターゲットの3歳児だけでなく、クラス全員の名前も載せていましたので4歳児さんや5歳児さんも「やりたい!」となりました。せっかくの異年齢クラスですので、3歳児さんに限らず遊びの一環としてもみんなが楽しめるようにしつつ、年長児さんではさみの苦手な子にも展開していきたいな、という思いも実は秘めつつ、なのでした。

 

ではまた、次回お会いしましょう!お元気で!

ケンパ西馬込 Q